2010年10月19日火曜日

OLYMPUS OM-2_OM-1_AE

OLYMPUS OM-2
このカメラの最大の特徴は、絞り優先AEで自動露出が使える事です。
かなりの写真が、ファインダーを覗かないでの撮影です。
概ねこんなものかなと、カメラを向けてシャッターを落とす。
出来上がりまで、どうなるかわかりませんけど、これはこれで楽しいです。
ピントは目測、露出は自動です。
ところで、今回使用したこのレンズ。
ヒカリカメラさんでOM-1に付いてきたF1.2と言う、大口径の明るい高速レンズです。
トリウムレンズとしても有名で、微量の放射性部質をレンズガラスに含みます。
このため、素晴らしく解像度の高い描写をしますが、経年変化で、ファインダーを覗いただけ
でもわかる程、黄変してしまっています。
でも、カラーで補正しなくてもこの程度ですので、これはこれとして愉しんでいます。
紫外線に長時間当てると、クリアーになるそうですが。
OLYMPUS OM-2は、小さくてシャッターの感触も良い素晴らしいカメラです。
綺麗な塗装のブラックボディ。
お散歩カメラには、最高かも知れません。
OM-1系がメカニカルカメラの系統ならば、OM-2系はオート&マニュアルの電子カメラの系統。
OM二桁機とはまた別の系列で、一時はOMシステムのフラグシップを担っていた。
その最終型が、このOM-2 SPOT/PROGRAMである。
OM-2 SPOT/PROGRAMは海外名をOM-2S PROGRAMといい、帰国子女が国内にも見られる
OM-2からOM-2Nへのモデルチェンジはマイナーチェンジ程度のようなものであったが、
OM-2NからOM-2 SPOT/PROGRAMへのモデルチェンジは、大幅な見直しであった。
モデルデザインもそれまでのオリンパスOMシリーズとは異なる。
ただし、操作部のレイアウトは一部を除き共通化されている。
露出補正ダイアル、ISO設定ダイアル兼用はその厚みが薄くなったが、位置はOM-2系共通の場
所。
リワインド用クラッチはボタン化され、OM-4などと同じ位置に。
メインスイッチ兼モード設定レバーは、単なるモード設定レバーに。
もちろん伝統のバッテリーチェック機能もつく。
AUTO位置とPROGRAM位置では緊急オートが働くのはOM-2系共通。
もっともOFF位置がないので緊急オートではないのかもしれないが。
新たにマニュアルモードはスポット測光専用になった。
露出の何たるかを知るものにはこの方が使いやすい。
OM-2系でははじめてホットシューが固定され、Tシリーズのエレクトロニックフラッシュに対
応するのは
OM-2系と変わりはないが、オフカメラシューが装着できないので、カメラ本体にソケットが装
備された。
PCシンクロソケットも装備されている。
アクセサリーも特に利用不可なものが増えてはいない。
必要ないものがあるので減ったように見えるが、OMシステムの一端を担うカメラボディ、
主要なものはなに不自由なく装着可能である。
メタルボディにマルチモードを内包してOMの強みを十分に発揮できる名機である。

0 件のコメント:

コメントを投稿