2010年10月5日火曜日

camera_lens_shutter speed

最近、どんどんcameraの性能があがっているので、誰でも気軽に簡単に写真が撮れるようになりました。
文字通り、おせば写る時代です。
機材の発展という部分では、素晴らしいことかもしれません。

そのお陰で、当たり前のはずの基本がまったくできていない写真が、世の中に溢れています。
cameraがある程度、知識がなければ写らなかった時代は、失敗して、その失敗を克服するために、いろいろと勉強をして、また写して、別の失敗をする。
だから、きっと今より、本を読んだり、説明書に目を通したり、cameraの知識を得ようと努力していたと思います。
今は、おせば写るので、そこまでしなくてもいいわけで、本を買ってまでしなくても、ちゃんとしたような写真はできるわけです。
この辺の、基礎の差か?
ネットショップなどを見ていても、本当に醜い写真が堂々と商品写真としてページに載せられています。
そういう写真がたくさん堂々と掲載されているので、もうそれが普通になっている感じです。
ですから、一瞬で違和感がある写真を見ていても、なんとも思わないかもしれません。

露出の知識も、lensの知識も、絞り、shutter speed・・・知っていて当然のことを学ばなくても写真が撮れるのですから、○○風の写真を撮りたいだとか、そんなことばかり考えてしまいがちです。

あまりいっても仕方がないのですが、まず、カメラの構え方ぐらいは覚えましょう。
少なくとも、意識してみましょう。
構え方といっても、持ち方ではありません。
今は、いろいろなカメラがあるので、構え方もそれぞれですから。

写真を撮るとき、すくなくとも形を意識しているでしょうか?
構え方とはそういうことです。
垂直、水平を少しでも意識しているでしょうか?
被写体に対する、カメラの構え方です。
被写体に対して、正しくカメラを構えることができれば(構えることを意識できれば)、自然と奥行き感や、立体感などがしっかりと出てくるはずです。
全体的な写真の質も、ぐんっとあがってくるかと思います。
修正すればいい、効果を加えるからいいという時代かもしれません。
しかし、最初にすぱっと撮っておけば、そんな手間はいりません。
しっかり構えて撮っていれば、とても簡単で、時間も必要としませんね。

それ以外にも、"構え方"は、それぞれの被写体、場面でたくさんあるはずです。
もうじゅうぶん熟知しているベテランの方でも、やはり"構え方"ひとつだと思います。
基礎は、もう必要ないということはありませんよね。
構えなければ写らないので、全てはどう構えるか?から始まりまるはずです。
若い人は、今のうちに経験を積んだ方の構え方をしっかりと盗んでください。
おせば写るのですから、構えが整えば、写真の質が飛躍的に上がっていくと思います。
これからも、"構え方"をしっかりと考えてみようかと思います。

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