2010年9月19日日曜日

PEN-S入手

先日実家に帰省した際に、オリンパス PEN-S 2.8をもらってきました。
このカメラは以前に実家で見つけた旨をブログに書いていたもので、
OM-1を父親が購入するまでメインのカメラとして長年使っていた
ものです。
PEN-S 2.8は初代PENのグレードアップバージョンらしく、シャッターが
2枚羽根(最速1/200)から5枚羽根(最速1/250)に、レンズがF3.5から
F2.8に変更されています。1960年から69年にかけて販売されていて、
当時の価格は8,800円でした。
この8,800円という価格が現在の貨幣価値ではどのくらいになるのか
わかりませんが、相当高価なものだったことには間違いなさそうです。
これを買うために随分無理をしたと母親は言っていました。
持ち帰ってきたPEN-S 2.8ですが、S/Nは390***、外観はそれなりに
くたびれていますが、シャッターは目視確認ですが全速OK(シャッター
スピード設定リングは動きが渋い)、絞りもリングのクリック感が
はっきりしており、絞り羽根の動きも問題なく、メンテナンスをすれば
十分実用に耐えられそうです。
レンズには少しカビ痕が見られますが写りには影響なさそうです。
モルトはさすがにボロボロなので、ここは交換が必要です。
それと軍艦部を固定しているネジが欠落しており、グラグラしています
ので、ここはネジを探す必要があります。
底部には私のイニシャルを刻んだオレンジ色の「ダイモ」のテープが
貼られており、修学旅行に持っていったことを懐かしく思い出しました。
(当時は「テプラ」はなく、硬質の樹脂テープに文字を刻む「ダイモ」と
いうものがあり、これで名前を記していました。)
40年以上も前のカメラですので、いつ壊れても不思議ではありませんが、
一度きちんとした形でメンテナンスをして、使える状態を保ちたいと
思います。

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