2010年9月27日月曜日

camera_classic_Leica

先週土曜日は「がらくた市」を開催というので四谷荒木町にあるアローcameraまで行ってきた
。お目当てはセコニック・スタジオデラックスの専用皮ケースである。セコニック・スタジオ
デラックスというのはいまだに生産が続けられているアナログ単体露出計で、スチールの世界
ではストロボ・メーターのようなものの方が便利なのであまり使われなくなってきているが、
映画の世界では照明の場所ごとのステップを計るために、いまでもプロが使っている機材なの
である。私も、露出計のついていないcameraで撮影する場合はセコニック・スタジオデラック
スのお世話になっている。「露出計のついていないcameraclassicということな
ので、そこはやはりアナログ露出計の出番でしょう、ということである。それの専用皮ケース
というのがこれまたレトロな感じのケースでいいのだが、セコニックでは既に生産中止となっ
て久しい。前からそれを探しているのだが、何処にもなくて途方にくれているというところな
のだ。普段からそんな何処に行ってもないようなものがあり、以前、ここで
単体のセルフシャッターなんてものを見つけたこともあり、だったらそこのがらくた市にあれ
ばめっけものということで出かけたのだが・・・。
 しかし、さすがのアローにもなくて、それではということで銀座の店巡りをす
ることになった。ただし、そこに行っても見つからない可能性の方が高いのだが、レモン社、
清水商会、スキヤ、三共三原橋店、三共本店、ミヤマ商会、カツミ堂と歩
いても、案の定どこにもない。まあ、一番期待していたアローになかったのだから、し
ょうがないが。
 それでふたたび途方に暮れてLeica銀座サロンで荒木経惟写真展「愛ノ時間」を見に行く。
ザ・プリンツの久保元幸氏の手になるゼラチン・シルバープリントは実に美しく、荒木の写真
も2割くらいは綺麗だ。まあ、写真も荒木の写真の割にはお上品な写真が多かったけどね。
 でも、取り敢えずはセコニックさんに「スタジオデラックスの皮ケースを再生産して」とい
うお願いだけをしておきたい。少なくとも露出計は製造しているのだから。今のビニールケー
スのようなものではどうにも価値観が出ないのだ。

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