2010年9月16日木曜日

OM-1(ジャンク品)

今日はOM-1(ジャンク品)の紹介を…。
OMについての情報をネットで検索すると、分解、修理に
関する情報を載せているサイトがたくさんあります。
そんなところを見ているうちに、自分でも分解してみたくなり、
ジャンク品の入手を思いつきました。
まともに動く機体を分解する勇気はないので、お手ごろ価格の
商品をさがしていたところ、OM-1のジャンク品を1,300円で
入手することが出来ました。
落札した商品は前期型で(S/N:536***)シャッター切れず、
軍艦部、裏蓋に凹みあり、巻き上げレバー破損、ASA感度
ダイヤル外れ、露出計不動といったものです。
(電池室の接点板を固定する樹脂ネジが折れていましたので、
きちんと通電できるようにすれば、露出計は動きそうです)
この凹み具合からは落下・破損でジャンク品になってしまった
ように見受けられましたが、裏蓋やミラーボックスのモルトは
交換されており、壊れるまではしっかり使われていたもののようです。
早速分解してみました。まずは簡単な底板から。
4本のネジを外すだけで簡単に外れます。
グラグラしているアームがありましたので、これがシャッター故障の
原因かもしれません。でも素人(私)が修理するのは限りなく不可能に
思えます。一見してギブアップです。こんな複雑な機構をどうすれば
直せるのか見当も付きません。
次に軍艦部を外します。既に巻き上げレバーのカニ目蓋は緩んで
いましたので、巻戻し軸とアクセサリーシューのネジを外すだけで
簡単に分解できました。
この機体は過去の修理の際にプリズムを交換したようです。
OM-1の持病であるプリズム腐食は見られず、プリズム周囲のモルトも
除去されていました。先ほど外した底板の裏側には修理記録のような
日付の記載がありましたので、やはり壊れるまではきちんと手入れがされて
いたようです。
きれいなプリズムが付いていることが分かりましたので、今後、
プリズム腐食のOMを入手した時は、このプリズムをつかって、自分で
交換してみようと思います。(ハードル高そう)

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