2010年11月3日水曜日

Nikon_Minolta_camera

中古のカメラを買いました。
Nikon F3はカメラ・写真趣味と深い関わりがあり、この趣味の始まりを決定づけたと云って
もいいカメラです。
フォトキナで、Minolta α-9の発表を目のあたりにしてcameraや写真に興味を持ち、たまに
兄のお下がりのMinolta α-303Siで写真を撮るようになりました。
最初はただ単にシャッターを切っていただけだったのですが、やがて山登りにカメラを持ち出
すようになったのを見て、「山で写真を撮るなら、そろそろ自分のカメラを持ったらどうだ?
 ニコンNew FM2-Tみたいなチタン bodyのマニュアル機がいいと思うよ。」と、兄が
薦めてくれました。
 
カタログを眺める内に気になり出しcamera屋さんに行って実機を手にとってみました。 特別
な感動はありませんでしたが「うん、悪くないな。」と、それなりに納得ができました。 そ
れから隣に置いてあったNikon F3を何気なく手にとってみたのです。 塗装が所々ハゲチョ
ロになったそのNikon F3を「くたびれてるなぁ…。」と、苦笑混じりに持った手にはしかし
、筆舌尽くし難い未知の感触が伝わってきました。
 
金属ボディの質感と温度、最高機種ならではの重量感と滑るようになめらかな巻き上げレバー
の作動感。 そして手に合わせて作られたかのようなフィット感…。
ニコンF3に圧倒されてしまい、有力候補だったニコンNew FM2-Tへの購入意欲が揺
らいだほどでした。 同時にこの時、「機種は何にせよ、自分のカメラを手に入れてもっと写
真を撮りたい!」という気持ちも芽生えたのです。
 
結局、予算や身の程を考えて数ヶ月後にニコンNew FM2-Tを購入して、マニュアル機
デビューを果たしたのでしたが、「いつの日にかあのニコンF3の感触を手に入れたい…。」
という想いはその後も消えることはありませんでした。

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